爪水虫になる人のよくあるご質問
A1約10人に1人が爪水虫になっていると推測されています。
日本人の10人に1人が爪水虫になっているという報告があり1)、国内には1,000万人以上の爪水虫患者さんがいると推測されています。また、よく耳にする「水虫(足におきる水虫)」は、5人に1人と報告されています1)。
1) 仲 弥ほか. 日臨皮会誌. 26(1); 27-36, 2009.
A2男性や高齢者に多いと言われていますが、誰でも爪水虫にかかる可能性はあります。
男性に比べて女性のほうが、足水虫(あしみずむし)や爪水虫の割合が低いとされています1)。だからといって、女性だから爪水虫にならないというわけでありません。女性が冬に履くことの多いブーツは、靴の中が高温、多湿になりやすく2)、爪水虫の原因菌である白癬菌(はくせんきん)が繁殖しやすい環境です3)。女性だからといって、油断しないようにしましょう。
また、爪水虫患者さんは年齢が上がるにつれて増加するとされていますが1)、高齢者だけでなく子どもや若い方でも爪水虫になります4)。
- 1)仲 弥ほか. 日臨皮会誌. 26(1); 27-36, 2009.
- 2)川角 浩ほか. 日本未病システム学会雑誌. 6(2); 25-28, 2000.
- 3) 二宮 淳也. J Med Mycol. 41(1); 5-9, 2000.
- 4)清 佳浩. Med Mycol J. 60(3); 75-82, 2019.
A3時々、子どもが爪水虫になることがあります。
子どもは大人と比べて、爪水虫になることが少ないとされていますが1)、爪水虫にならないわけではありません。
1) 加倉井 真樹ほか. 日臨皮会誌. 32(4); 445-460, 2015.