爪水虫(つめみずむし)の通院をやめたい理由は、「治療していてもよくならない」、「通院が面倒になった」など、さまざまだと思います1)。爪水虫は感染症で、自然に治ることはあまりない病気であるため、きちんと治るまで治療することが大切です。ご家族や同居者などにうつさないためにも、受診方法などを工夫して、通院を続けましょう。
治療をやめるとどうなる?
患者さんご自身の判断で治療をやめてしまうと、爪水虫や足水虫が再発・悪化することがあります。
爪の見た目がきれいになっても、爪水虫の原因菌である白癬菌(はくせんきん:いわゆる水虫菌)が残っている場合があります。白癬菌が残っていると、再び爪が濁るなどの症状が起こります。
また、爪水虫を治さないと足水虫が再発・悪化することがあります。健康な爪になるまで主治医に診てもらいましょう。
- 1) 佐藤 友隆, 原田 和俊. 日臨皮会誌. 34(6): 742-752, 2017.