ニュースリリース
令和6年7月
ホスラブコナゾールのアジア・オセアニアにおける
ライセンス契約締結のお知らせ
佐藤製薬株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:佐藤誠一、以下 佐藤製薬)は、エーザイ株式会社(本社:東京都文京区、以下 エーザイ)と、ホスラブコナゾール L-リシンエタノール付加物を有効成分とする抗真菌剤(以下 ホスラブコナゾール)について、真菌性疾患に対するアジア・オセアニア※1における開発および商業化に関するライセンス契約(以下 本契約)を締結いたしました。
佐藤製薬は本契約の締結により、当該地域においてホスラブコナゾールを有効成分とする医薬品の開発及び商業化に係るエーザイのホスラブコナゾールの知的財産権に関する独占的通常実施権を取得いたしました。
ホスラブコナゾールはエーザイによって創製された抗真菌剤であり、主活性成分であるラブコナゾールの溶解性や生体内利用率を向上させたプロドラッグです。
佐藤製薬は、日本において2018年1月にホスラブコナゾールを有効成分とし、「爪白癬」を効能・効果とする経口抗真菌剤「ネイリン®カプセル100mg」の製造販売承認を取得し、同年7月より販売しています。
佐藤製薬は、日本に加えて、アジア・オセアニア地域においてもホスラブコナゾールを有効成分とする抗真菌剤の開発を推進し、爪白癬をはじめとする真菌性疾患の患者様の治療に貢献してまいります。
※1 ASEAN10カ国、韓国、台湾、オーストラリア、ニュージーランド
「ネイリン®カプセル100mg」について
「ネイリン®カプセル100mg」は、2018年1月に製造販売承認を取得したホスラブコナゾールを有効成分とする経口抗真菌剤です。本剤の主活性成分であるラブコナゾールは、真菌細胞の膜成分であるエルゴステロール生合成を阻害することにより、抗真菌作用を示します。日本で実施した爪白癬患者様を対象とした検証的第Ⅲ相臨床試験において、1日1回1カプセル(100mg)を12週間経口投与することにより、爪白癬に対する有用性が確認されています。