平成23年3月
急性鼻炎、副鼻腔炎による鼻づまりに
持続性血管収縮成分「オキシメタゾリン塩酸塩」配合
スイッチOTC点鼻薬『ナシビンMスプレー』新発売
佐藤製薬株式会社(社長:佐藤誠一)では、弊社が医療用医薬品として販売している点鼻・点眼用局所血管収縮剤「ナシビン点鼻・点眼液0.05%」をOTC医薬品にスイッチし、持続性点鼻薬『ナシビンMスプレー』(第1類医薬品)として、4月より新発売します。
『ナシビンMスプレー』は、一般用医薬品では初めて持続性血管収縮成分「オキシメタゾリン塩酸塩」を配合した点鼻薬です。炎症やアレルギーなどで腫れた鼻粘膜の血管を収縮し、急性鼻炎、副鼻腔炎による鼻づまりの症状を素早く改善します。即効性、持続性が高く、1日1〜2回の使用でも効果が期待でき、更に、抗ヒスタミン剤や抗アレルギー剤などの眠くなる成分を含んでいないため、会議中や自動車や機械の運転中などの時でもご使用いただける新しい点鼻薬です。
日本では1967年に発売された、医療用点鼻・点眼用局所血管収縮剤「ナシビン点鼻・点眼液0.05%」は、2007年に弊社がMerck KGaAとの供給・ライセンス契約を締結し、同時に中外製薬から製造販売承認の承継を受けて販売している医薬品です。
最近、弊社が実施した、通年性アレルギー性鼻炎やかぜのときの鼻症状を経験したことがある方を対象とした調査では、最もつらい鼻症状として、“鼻づまり”を訴える方が多いことがわかりました。また、現在市販されている点鼻薬でも、効き目が短い、持続性がないなどの不満が多く、持続性の高い点鼻薬が求められていることが明らかとなりました。そこで、このような生活者ニーズを鑑み、弊社ではMerck KGaAの許諾を得てスイッチOTC医薬品としての開発を行い、本製品の製造販売承認を取得しました。長時間効果が持続し、少ない使用回数でも症状の改善が期待できる鼻炎用点鼻薬として今回、『ナシビンMスプレー』(第一類医薬品)を新発売します。
『ナシビンMスプレー』は第1類医薬品であるため、薬局薬剤師の先生方への情報提供ツールを充実させるとともに説明会を実施し、生活者が本製品を適正使用できるように致します。また、『ナシビンMスプレー』専用WEBサイトを4月初旬より開設し、生活者に向けた製品情報発信も積極的に行ってまいります。更には、POPなどの各販促ツールを活用する店頭展開を中心に販売促進の支援を図ります。
【ナシビン®とは】
Merck KGaAが開発し、医療現場で50年もの実績があるイミダゾリン誘導体、塩酸オキシメタゾリンの0.05%水溶液で、局所での強い血管収縮作用並びに粘膜の腫脹消退作用があります。世界では、急性鼻炎やかぜなどの鼻づまりに効果がある医薬品として、現在世界約60カ国で販売されています。
【メルクについて】
メルクはドイツのダルムシュタットに本社を置く世界的な医薬品・化学品会社で、2010年総売上高は約93億ユーロです。会社としての起源は1668年まで遡り、現在世界67カ国で事業を展開、グループ従業員総数は約40,000人です(メルクミリポア事業部を含む)。メルクは起業家精神にあふれる従業員のイノベーションによって成功を収めてきました。グループの事業活動は Merck KGaA(http://www.merck.de)のもとで行われています。全株式の30%が市場で取り引きされており、残りの70%はメルクファミリーが合資会社を通じて保有しています。1917年、当時の米国子会社Merck & Co.の資産が接収された後、同社はメルクからは完全に独立しています。
日本においては、メルク株式会社が液晶や顔料などの化学品や試薬・分析薬などを手がけており、メルクセローノ株式会社が医療用医薬品の事業を展開しています。メルク株式会社についてはwww.merck.co.jpを、メルクセローノについてはwww.merckserono.netをご覧ください。
商品名 | ナシビンMスプレー(第1類医薬品) | ||
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商品特長 |
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発売年月日 | 2011年4月5日(火) | ||
成分・分量 (100mL中) |
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効能・効果 | 急性鼻炎、アレルギー性鼻炎又は副鼻腔炎による鼻づまり | ||
用法・用量 |
成人(15歳以上)、各鼻腔に1回2〜3度ずつ、1日1〜2回噴霧します。 なお、適用間隔は、10〜12時間以上おいてください。連続して1週間を超えて使用しないでください。使用を中止した場合は2週間以上あけてください。症状が改善したら使用を中止してください。 |
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価格 | 8mL 1,554円【1,480円+74円(税)】 |