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ニュースリリース

<報道関係各位>

平成15年4月

佐藤製薬(株)・杏林製薬(株)
去たん剤カルボシステイン・塩酸ブロムヘキシン配合の
スイッチOTC薬「ストナ」「クールワン」を4月に新発売へ

 佐藤製薬(社長:佐藤誠一)と杏林製薬株式会社(社長:萩原郁夫)は、医療用医薬品として優れた有効性と安全性が認められている去たん剤カルボシステイン(一般名)1日量750mgと塩酸ブロムヘキシン(一般名)1日量12mgを配合した全く新しいコンセプトのOTC薬を「ストナ去たんカプセル」(佐藤製薬)、「クールワン去たんソフトカプセル」(杏林製薬)のブランドで4月16日より新発売いたします。

 本剤は佐藤製薬(株)、杏林製薬(株)、東洋カプセル株式会社(社長:望月弘之)の3社で共同開発した一般用去たん薬で、去たん成分であるカルボシステインと塩酸ブロムヘキシンのみを配合した初めての薬剤として、優れた去たん効果が期待できます。

 近年、セルフメディケーションが進展し、有用なOTC薬は重要な役割を担っております。呼吸器疾患の中でも特に急性呼吸器疾患は一般用医薬品で対応する役割が高く、主な自覚症状である咳やたんに対して有効性の高い、より有用な薬剤が望まれておりました。
これまで一般用医薬品の鎮咳去たん薬の基準においては、鎮咳成分と去たん成分の配合は認められていましたが、去たん成分のみの配合薬はありませんでした。このような中、3社はカルボシステインと塩酸ブロムヘキシンのみを配合した去たん剤の共同開発を進め、本年3月に製造承認を取得、4月に発売の運びとなりました。

 佐藤製薬(株)は「ストナ」、杏林製薬(株)は「クールワン」のブランドでかぜ関連のOTC薬を販売しております。両社は、それぞれの製品ラインナップ及びブランドの拡充とそれに伴う売上の拡大が図れるものと期待しております。

 なお、製品につきましては有効成分であるカルボシステインを杏林製薬(株)が供給、ソフトカプセルの開発と生産に強みを持つ東洋カプセル(株)が製剤化、佐藤製薬(株)が最終製品にして、佐藤製薬(株)と杏林製薬(株)が販売致します。

商品名及び
希望小売価格
「ストナ去たんカプセル」
販売元:佐藤製薬株式会社 18カプセル(1,080円) 36カプセル(1,900円)

「クールワン去たんソフトカプセル」
販売元:杏林製薬株式会社 24カプセル(1,400円) 48カプセル(2,500円)
商品特徴
  • 「カルボシステイン」は、粘液に含まれる各種ムチンの含有比を正常化するとともに、繊毛細胞などの粘膜上皮を修復することにより、粘液繊毛輸送機能を改善し貯留物の排泄を促進します。その結果、粘稠な痰の流動性を高め、気道粘膜を正常化して、痰を出しやすくします。
  • 「塩酸ブロムヘキシン」は気道分泌増大作用と喀痰の粘度に大きく関与する酸性糖蛋白を溶解・低分子化することにより、気道粘液溶解作用をあらわします。その結果、気道分泌を高め、喉にからんだ痰をうすめて出しやすくします。
  • 早く溶ける液状カプセルだからよく効きます。
  • 気道の分泌を抑えるコデインを含みません。
  • 8才のお子様から服用できます。
発売年月日2003年4月16日
成分・分量
1カプセル中
カルボシステイン125mg
塩酸ブロムヘキシン2mg
効能たん、たんのからむせき
用法・用量 大人(15歳以上)1回2カプセル、1日3回、8歳以上15歳未満1回1カプセル、1日3回服用します。
初年度売上目標 ストナ去痰カプセル:2億円(出荷額、販売より1年間)
クールワン去たんソフトカプセル:2億円(出荷額、販売より1年間)