<報道関係各位>
2002年8月30日
ファルマシア株式会社
佐藤製薬株式会社
ダラシン®Tゲル1% 佐藤製薬から9月24日発売
ファルマシア株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:山木 修)は、(にきび)治療薬「ダラシン®Tゲル1%」(一般名:リン酸クリンダマイシン)が、8月30日に薬価基準収載されたと発表しました。「ダラシン®Tゲル1%」の薬価は1gあたり60.50円です。なお、「ダラシン®Tゲル1%」は、佐藤製薬株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:佐藤 誠一)から、9月24日に発売します。
「ダラシン®Tゲル1%」は、ファルマシア社が開発した抗生物質リン酸クリンダマイシンを主成分とするゲル状の外用製剤です。クリンダマイシンは細菌のたんぱく質合成を阻害することにより、(にきび)の原因となるアクネ桿菌(プロピオニバクテリウム・アクネス)およびブドウ球菌属に対して優れた抗菌作用を示します。
の治療に関しては近年、局所に作用する抗生物質外用剤の重要性が認められるようになってきました。しかし、市販されている医療用の外用抗生物質製剤では治療の選択肢は少なく、他の外用製剤の開発が望まれていました。
「ダラシン®Tゲル1%」は、1日2回、洗顔後、患部に塗布することで炎症性皮疹を減少させることができます。また、無色無臭の使いやすいゲル製剤で、ノンオイルのため、べとつかずしっとりとした使用感です。なお、承認時までに認められた主な副作用は、発赤などです。
「ダラシン®Tゲル1%」は、1987年に米国で承認されて以来、にきび治療の標準薬として、世界各国で発売されています。日本では、本年7月に輸入承認を取得しました。
ファルマシア株式会社は、米国ファルマシア社(本社:米国ニュージャージー州 会長兼CEO:フレッド・ハッサン)の日本における子会社です。ファルマシア社はトップクラスのグローバル医薬品企業であり、革新的な医薬品をはじめとするファルマシア社の製品は、救命とQOLの向上に貢献しています。健康を未来に伝えることが43,000名のファルマシア社員の使命です。
佐藤製薬株式会社は、ヘルスケア・イノベーションという企業理念のもと、ミニドリンク剤ユンケル黄帝液やかぜ薬のストナなど、数多くのヘルスケア製品の販売を通じて、生活者のセルフメディケーションを支援しています。医療用では、尿素製剤(パスタロン)など皮膚科領域を中心に展開、「ダラシン®Tゲル1%」につづく新薬の開発にも積極的に取り組んでいます。
以上